銚子市小浜町の
鳩よけ対策事例

梅雨が明け、陽の光が地上に降り注ぎ始めた7月の下旬、私たちはある切実な声に耳を傾けました。穏やかな温かさが街を包む夕刻前、電話の向こうから緊迫感に満ちた声が響き渡りました。声の主は、銚子市小浜町に住む30代くらいの細身で眼鏡をかけた女性でした。彼女は数日前から、設備や機械の隙間に巣を作り故障の原因となっている鳩に悩まされていると訴えていました。

私たちはすぐさま、チームを編成し、車を走らせました。幸いにも道路は思った以上にスムーズで、1時間と少しで目的地へと辿り着くことができました。到着した私たちを迎えたのは、眼鏡越しに不安を隠しきれない彼女の表情でした。

駆除の舞台は電柱に近いベランダ。そこには、カラスバトが羽を休め、巣を構えていました。このカラスバトは、都会の喧騒をものともせず、あたかも自然の一部となったかのように静かに佇んでいました。しかしその静寂の裏には、想像以上に広範囲に被害が広がっている事実が隠されていました。

作業は決して容易なものではありませんでした。足場の不安定さが私たちの動きを制限し、慎重さが求められる場面が何度もありました。カラスバトの巣は巧妙に隙間を縫って築かれており、その撤去には細心の注意が必要でした。約1時間の作業の末、ようやく巣を取り除き、被害の元を断つことができました。

作業を終えると、彼女は笑顔で私たちを見送り、手を振ってくださいました。「嫌な臭いもなくなって気持ちいいです。これでやっと安心して日々を過ごせます。ありがとうございました。」その言葉に、私たちもまた心が温かくなりました。私たちの仕事が、彼女の生活に少しでも安らぎをもたらせたことを嬉しく思います。

振り返れば、私たちの作業はただの駆除ではなく、彼女の日常を取り戻すための手助けだったのだと気づかされます。カラスバトの鳴き声が遠ざかり、静けさが戻ったこの場所が、また新たな日常を紡いでいくことを願ってやみません。

私たちはこれからも、皆様が安心して暮らせる環境を提供するために、心を込めて業務に励んでいきます。引き続き安心してご利用いただけるよう努力してまいります。