鳩よけコラム
鳩は住宅のベランダに寄ってくることがあります。ベランダに寄ってくる鳩は放置していると、さまざまなトラブルにつなりかねません。そのため、防鳥のためのグッズを活用しましょう。鳩よけグッズのなかでもおすすめなのが、鳩よけネットです。鳩よけネットを設置するには、紹介するさまざまなポイントを押さえておきましょう。
この記事では、鳩よけネットの効果や鳩を放置するリスクやネットを選ぶ上でのポイント、固定方法などを解説します。
ベランダに鳩が寄ってきてしまうと、フンの被害や騒音被害などで悩まされる可能性があります。
このように、ベランダに鳩が寄ってくるのを避けたいといった場合、効果的なのが鳩よけネットの設置です。
鳩よけネットは適切な張り方をすれば、鳩がベランダに侵入して来るのを防止できます。鳩よけアイテムはネット以外にもさまざまに用意されていますが、鳩よけネットであれば、他のアイテムよりも高い確率で鳩の侵入を防止できるでしょう。
ベランダに鳩が寄ってきているにもかかわらず、対策を施さないと次のようなリスクにつながる恐れがあります。
鳩がベランダにしたフンは、さまざまな被害をもたらします。鳩のフンによる被害は主に次のとおりです。
鳩がベランダに大量のフンをすると、不快な臭いを覚える可能性があります。特に夏場は臭いが強くなってしまいます。フンが増えてしまうと、自宅だけでなく近隣にも臭いが広がりかねません。
鳩が自宅のベランダにフンをすると、自宅の景観を損ねてしまうでしょう。さらに鳩は自分のフンがある場所は安全と認識してしまうため、何度もベランダに訪れてしまいます。そうするとさらにフンが増え、景観がより悪化してしまいます。
鳩のフンは住民の健康にも影響を及ぼします。例えば、次のような健康被害が考えられます。
病名 | 症状 |
鳥インフルエンザ | 1~10日の症状のない期間があった後、高熱、咳などの症状が現れるものの、人が感染するのは稀 |
鳥アレルギー | 発熱、倦怠感、呼吸困難などの症状が現れる |
オウム病 | 発熱、頭痛、倦怠感などの症状が現れる |
サルモネラ食中毒 | 腹痛、下痢、発熱、嘔吐などの症状が現れる |
ニューカッスル病 | 結膜炎、喉頭炎などの症状が現れる |
ヒストプラズマ病 | インフルエンザに似た症状が現れる |
クリプトコックス症 | 皮膚炎、肺炎などの症状が現れる |
鳥インフルエンザ
症状
1~10日の症状のない期間があった後、高熱、咳などの症状が現れるものの、人が感染するのは稀
鳥アレルギー
症状
発熱、倦怠感、呼吸困難などの症状が現れる
オウム病
症状
発熱、頭痛、倦怠感などの症状が現れる
サルモネラ食中毒
症状
腹痛、下痢、発熱、嘔吐などの症状が現れる
ニューカッスル病
症状
結膜炎、喉頭炎などの症状が現れる
ヒストプラズマ病
症状
インフルエンザに似た症状が現れる
クリプトコックス症
症状
皮膚炎、肺炎などの症状が現れる
なかにはクリプトコックス症のように、重症化すると命に関わる病気もあります。
鳩のフンによって健康被害が発生してしまう理由は、傷口や口から感染菌が入り込んでしまうためです。人間にも免疫が備わっているため、重症化するリスクは低い傾向にあります。しかし、健康状態や年齢などによっては重症化しかねないため注意しましょう。
鳩のフンは建物にも影響を及ぼします。例えば鳩が長期間にわたって大量にフンをすることで、ベランダに用いられている金属が腐食してしまいます。金属が腐食してしまう理由は、鳩のフンが強い酸性だからです。
鳩のフンによってベランダの金属の腐食が進んでしまうと、建物の資産価値が低下してしまうでしょう。
鳩のフンは害虫にとって恰好の餌になります。そのため、ベランダに鳩のフンを放置してしまうと、ゴキブリやダニなどの害虫を寄せ集めてしまいかねません。鳩のフンによって害虫が集まってしまうと、別の健康に被害につながる恐れがあります。
鳩による住民への被害はフンだけではありません。騒音の被害も挙げられます。鳩がベランダに頻繁に訪れるようになると、早朝や夜など眠りにつくタイミングで鳴き声や羽ばたく音が気になってしまうでしょう。なかには睡眠を妨害されてしまい、極度の睡眠不足に陥ってしまうケースもあるかもしれません。
鳩による被害は以下の4つの段階に分けられます。
ここでは鳩による4段階の被害をそれぞれ解説します。
鳩による被害レベル1とは、鳩の滞在時間が短い状況です。被害レベル1であっても、騒音やフンによって軽い汚れが発生します。被害レベル1の段階で対応を施さないと、被害が拡大する可能性があります。
鳩はベランダを安心できる場所と認識してしまった状態が被害レベル2です。被害レベル2に達すると、フンの増加や洗濯物の汚れにもつながりはじめてしまいます。
被害レベル3は、鳩がベランダをねぐらとして使用している状態です。鳩がベランダをねぐらとして認識しているため、騒音とフンによる被害が拡大してしまいます。
被害レベル3でベランダをねぐらにしてしまった鳩は、そこで巣作りをしてしまいます。巣作りをして産卵をする段階が被害レベル4です。鳩は強い縄張り意識を持っている動物です。そのため、被害レベル4に達してしまうと、鳩がなかなか立ち去らず、騒音やフンの被害が増加しかねません。
鳩よけネットには、さまざまな種類があります。そのなかから自宅に適した商品の選び方として、次のようなポイントを押さえておきましょう。
鳩よけネットを選ぶ際は目立たない色にしましょう。あまり目立つ色だと景観を損ねかねません。目立たない色という点だけに着目して、透明なネットを選ぶケースもあります。しかし、透明なネットは色そのものは目立ちませんが、光の反射によってキラキラと輝いてかえって目立ってしまうでしょう。
そのため、ベランダに鳩よけネットを設置するのであれば、黒のものを選びましょう。黒であれば目立たない上に、光を反射することもありません。
鳩よけネットは網目の大きさ着目してみましょう。網目が大きいネットでは鳩が入り込んできてしまいます。一般的に鳩は5cmほどの隙間であっても、入り込むことがあるとされています。さらに、一度入り込むと何度も入り込もうとする習性を持っているため、目が粗いと鳩よけの効果が期待できません。鳩よけの効果を期待するのであれば、鳩が通り抜けできない3cm前後の目のネットを選びましょう。
鳩よけに用いられているネットは、糸によって強度が異なります。長期間にわたって使用するのであれば、強度のある糸を用いた鳩よけネットを選びましょう。例えば、ナイロンやポリエチレンといった素材であれば、高い強度が期待できます。ナイロンやポリエチレンであれば強度が高いため、屋外で使用したとしても、雨風に耐えられます。強度の低い素材を用いたネットを使用してしまうと、すぐにボロボロになってしまうでしょう。
糸の太さにも着目しましょう。糸が細いと、鳩が入り込んだ際に絡まってしまいます。鳩が糸に絡まってしまうと、抜け出せずにそのまま命を落としてしまうかもしれません。命を落としてしまった鳩を処分するのは手間でしょう。そのため、鳩よけネットの糸は1mmほどの太さのものがおすすめです。
鳩よけネットは、次のような方法で固定しましょう。
鳩よけネットをベランダに設置するには、固定器具を用います。固定器具はベランダの天井や壁に取り付けるのが一般的です。固定器具の取り付け時に用いられるのが接着剤です。接着剤を用いれば、DIYに不慣れな人であってもスムーズな取り付けができます。固定器具を取り付ける際は15〜20cm間隔で設置するのがおすすめです。
固定器具を設置したら、鳩よけネットを取り付けましょう。ネットを取り付ける際はたるまないよう張り方に注意して、ピンと張ることが大切です。もし、たるんでしまうようなら、固定器具を増やして、たるまないようにしましょう。
ベランダに鳩よけネットを設置する際は、次のような点に注意しましょう。
ベランダに鳩よけネットを設置する際は、まずは溜まっているフンを掃除しましょう。先述のとおり、鳩のフンは健康リスクにもつながりかねません。そのため、次のようなアイテムを用意した上で掃除に取りかかりましょう。
フンは水で湿らせることで緩むため、剥がしやすくなります。フンを剥がしたら洗剤でこすり、洗い流します。汚れや菌が心配であれば、アルコールをかけておくこともおすすめです。
ベランダに溜まっているフンを掃除するのであれば、窓やサッシは閉めておきましょう。窓やサッシを閉めておくことで、ホコリやゴミが室内に入る心配がありません。
また、ベランダに溜まっている鳩のフンを掃除する際は、次のような人は作業を避けましょう。
上記に当てはまる人は、免疫力が低く感染症にかかる恐れがあります。免疫力が落ちているときに鳩のフンを掃除しようとすると、思わぬ感染症にかかりかねないため、作業を避けることが大切です。
鳩よけネットを設置する際は、鳩の取扱いに注意しましょう。もし、ベランダに鳩がいたとしても鳥獣保護法によって鳩の殺処分は認められていません。鳩が卵を産んでいる場合も同様です。卵を産んでしまっている場合、ネットを設置するために巣立ちを待たなければなりません。卵を移動させることもできないため、卵を産んでしまっているのであれば、巣立ちを待たなければなりません。そうなると時間がかかってしまうため、卵を産む前にネットを設置しましょう。
ベランダに鳩よけネットを設置する際は安全への配慮が必要です。例えば、ベランダに設置する鳩よけネットは高い位置に固定するのが一般的です。そのため、脚立を用いて作業をするでしょう。
脚立を使用する際は、天板を含め2段目もしくは3段目に立つことがポイントです。天板に立ってしまうとバランスを保ちづらくなってしまいます。天板も含む2段目もしくは3段目に立って、天板に体を当てることでバランスを取りやすくなるでしょう。
なお、脚立ではなくはしごを使用する場合は、二人一組になって作業にあたることが大切です。一人がはしごを支えておくことで、転倒のリスクを軽減できます。
ベランダの鳩よけネットは、設置方法によっては思わぬ事故につながりかねません。そのため、ベランダに鳩よけネットを設置するのであれば、「鳩よけ対策PRO」にご相談ください。鳩よけ対策PROでは、鳩よけネットの設置をはじめ、さまざまな鳩の被害に対策に対応しています。
実績豊富なスタッフによる即日対応も可能なため、お急ぎの相談にも対応できます。
べランドに鳩が寄って来る場合、放置しているとさまざまなリスクにつながりかねません。例えば、ベランダに溜まった鳩のフンを放置していると、健康被害や建物の被害につながる恐れがあります。そのため、ベランダには鳩よけネットを設置しましょう。
鳩よけネットはベランダでの作業になるため、安全に配慮した作業が必要です。安全に作業を進めるためにも、鳩よけネットの設置にはプロの力を借りましょう。
「鳩よけ対策PRO」は鳩よけネットやフンの掃除など、さまざまな鳩トラブルに対応しています。戸建て住宅はもちろん、マンションや工場、公共施設の施工にも対応しているため、鳩のトラブルでお悩みの場合はぜひご相談ください。
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