糸島市池田の
鳩よけ対策事例

桜が散り始め、新緑が目を楽しませる4月の終わり、炎天下の午後早めに一本の電話が入りました。消え入るような小さな声のお客様からの連絡で、建材や断熱材が傷んでいるという、何とも切実なお困りごとを報告されました。お客様のご自宅は福岡県糸島市池田に位置していました。

私たち作業員2人は、思ったよりも道が空いていて、スムーズに現地へと向かうことができました。移動時間は約1時間で、現地に到着しました。立ち会いに現れたのは、軽く茶髪に染めた20代後半くらいの女性でした。

駆除を行った箇所は、エコキュート下の部分でした。鳩の種類は「カワラバト」で、その被害状況は思っていた以上に深刻なものでした。

カワラバトは日本全国に広く分布している鳩の一種で、都市部でもよく目にすることができます。一見、平和なイメージを持つカワラバトですが、営巣や繁殖活動により、人間の生活環境を脅かす存在となり得ます。特に、排泄物は建材を腐食させる恐れがあり、無視をすると建物の寿命を大きく縮める原因となります。

作業は、安全対策を徹底しながら進めました。カワラバトの排泄物にはサルモネラ菌などの病原菌が含まれているため、マスクや防護服の着用は必須です。また、エコキュート下という狭い空間での作業であったため、転倒や頭部への衝撃に十分に注意を払いながら進めました。作業難易度は高めでしたが、約2時間弱で無事に駆除を終えることができました。

作業後、お客様は軽く会釈をしてくれ、こう言いました。「本当にお世話になりました。大変だったでしょう。」と、心からの感謝の言葉を頂戴しました。その声色からは、安堵の感情が伺えました。

私たち作業員としても、お客様の安心される顔を見ることができ、また一つの達成感を味わうことができました。それは、私たちが果たすべき使命を果たしたという自負と満足感を感じる瞬間でもあります。

しかし、私たちはこれを終わりとは捉えていません。これからも同じような被害に遭われたお客様のために、鳩駆除の専門家としての知識と技術を活かしてサポートしていきます。鳩被害に悩まされている方がいらっしゃいましたら、どんな小さなことでも構いませんので、遠慮なくご相談ください。

我々はお客様の安全と快適な生活を守るため、今後も全力でお力になれるよう努めてまいります。