糸島市二丈　満吉の
鳩よけ対策事例

ああ、ゴールデンウィーク真っ只中の5月初旬。暖かく湿った空気が肌に触れ、心地よい微睡みを誘う明け方であった。しかし、我々の電話は静寂を破るように鳴り響き、冷静を装いながらも焦りが見える口調のお客様からの呼び出しを受ける。昨日発見されたという鳩の被害が、滑りやすくなり転倒の危険を生じさせ、お困りごととなっていたのである。

場所は糸島市二丈の満吉。我々3人の作業員が向かったのは、工事による片側通行でやや混雑した道を25分駆け抜けた先の畑だった。立ち会いに現れたのは、60代くらいの男性。眉やヒゲが白っぽくなり始めた彼の瞳には、鳩被害に対する深い悲哀が浮かんでいた。

彼の畑には、シラコバトという鳩が群れていた。シラコバトは、その名の通り白い鳩で、その姿は美しいとも言える。しかし、その美しさとは裏腹に、畑を荒らし、糞を撒き散らす彼らは、深刻な被害をもたらしていた。お客様のご心配も納得の状況で、その場に立ち尽くす我々の心には深い同情と共に駆除の決意が湧き上がった。

鳩の警戒心は強く、追い払いに苦戦した。しかし、我々はひたすらに作業を続け、ついに1時間半程度で駆除を終えることができた。その間、男性は遠くから見守っていてくれ、終わった後は何度もお礼を繰り返していただき、感謝の言葉を頂戴した。

男性は、「もっと時間がかかると思っていましたが、スムーズでしたね。あの鳩たちがいなくなったことで、心から安心しました。あの鳩たちが畑を荒らす姿を見るたびに、心が痛んでいました。でも、これでまた安心して畑仕事ができます」と、少し長めの感想を述べてくれた。

私たち作業員としても、この仕事に携わることができ、お客様のお困りごとを解決できたことは大変うれしく、また、男性の感謝の言葉は、これからの作業の励みとなった。我々はこれからも、一つ一つの仕事に全力を尽くし、お客様のお困りごとを解決していく決意である。

そして、締めの言葉として、私たちは男性に向かって、「今後ともよろしくお願いいたします」と言い、その場を後にした。我々の仕事は、お客様の笑顔と感謝の言葉が最高の報酬である。日々の仕事を通じて、これからもその報酬を積み重ねていきたいと思うのであった。