廿日市市山陽園の鳩よけ対策事例
5月の焼けつくような強い陽射しが降り注ぐ昼下がり、私たちの元に一本の電話が入りました。電話の向こうからは、心配と不安を隠し切れない優柔不断な声で、廿日市市山陽園に住むお客様からの依頼でした。発見したのは1週間ほど前、鳴き声がうるさくて日常生活に支障をきたしているとのこと。鳩の鳴き声が原因で集中できないということで、すぐに対応を決定しました。
今回のターゲットはシラコバト。シラコバトは日本では比較的珍しい種類で、羽根の色が美しいことで知られています。しかし、その美しさとは裏腹に、一度住みつくと鳴き声や糞害で多大な被害をもたらすこともあります。特にこの時期は繁殖期に入るため、鳴き声が一層大きくなることがあります。
3人の作業員とともに現場に向かいました。交通量は多かったものの、大きな渋滞には遭遇せず、1時間ほどで現場に到着。立ち会いに現れたのは、30代後半くらいで背が高い男性でした。彼は深々と頭を下げ、私たちを迎え入れてくれました。
問題となっていたのは物置の屋根。そこには部分的に被害が進行している様子が見受けられました。シラコバトは物置やベランダなど、人間の生活圏に巣を作りやすい習性があります。私たちは迅速かつ確実に駆除作業を進め、2時間ほどで全ての作業を完了しました。
駆除後、依頼主の男性は軽く会釈をしながら、「本当にお世話になりました。大変だったでしょう。これでようやく家でも安心して過ごせます。」と感謝の意を述べてくださいました。作業の甲斐あって、お客様が安心できる生活を取り戻せたことに私たちも心からほっとしました。
私自身、今回の作業を通して改めて鳩駆除の重要性を感じました。美しい鳥だからこそ、その被害に気づくのが遅れがちですが、早期の対応が被害を最小限に抑える鍵となります。これからも迅速で確実な対応を心掛け、お客様の安心を第一に考えていきたいと思います。
引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。