呉市豊浜町　豊島の
鳩よけ対策事例

春の5月、高温多湿な昼下がりに、弱々しい声で震えるような電話が寄せられました。その声には明らかな焦燥感と不安が滲んでいて、すぐにその事態の深刻さを感じ取ることができました。お困りの事象は、滑りやすくなる鳩の糞害による転倒の危険性。そして、その場所は呉市豊浜町の豊島にある工場内です。

私たちは1人の作業員と共に、早急に現地へ向かうことになりました。幸い、道路の混雑は思ったよりも少なく、スムーズに進行できました。その結果、約1時間で現地に到着。立ち会っていただいたのは、60代前半くらいの女性で、大きくパーマをかけた髪が印象的でした。彼女の表情からは、我々が到着した安堵感と、まだ残る不安が見て取れました。

駆除を行う場所は工場内のケーブルラックスペース。そこにはキジバトが巣を作り、被害を引き起こしていました。キジバトは日本全国で見られる鳩の一種で、都市部に生息することが多いことから、建物や人間の生活環境でトラブルを起こすことがあります。その一方で、キジバトは鳴き声が美しく、平和の象徴ともされており、その存在自体には価値が認められています。

しかし、そのキジバトによる被害は想定以上に拡大していました。鳩の糞は、特に湿度が高いと滑りやすくなり、転倒の危険が増大します。また、鳩の糞は酸性で金属を腐食させる性質もあり、設備への損傷も懸念されました。

作業を始めるにあたり、まずは安全対策を徹底しました。高所作業となるため、転落防止の措置や、糞の飛散防止などを行いました。そして、数時間にわたる作業の結果、無事に駆除作業は完了しました。

作業後、お客様からは「丁寧な説明でわかりやすかったです。思っていた以上に早く対応していただき、安心しました」というお言葉をいただきました。その言葉には、作業の終了とともに消え去った不安と、これからの安心した日々への期待が詰まっていました。

作業員としては、お客様の不安を解消することができ、また、再発防止のための具体的な提案も行うことができたことを大変うれしく思います。また、この経験を通じて、鳩被害の現状と対策の重要性を改めて認識しました。

私たちはこれからも、お客様のお困りごとを解決するため、全力で取り組んで参ります。鳩被害に関するご不明点や、お困りの事がございましたら、お気軽にお問い合わせください。