姫路市睦町の
鳩よけ対策事例

4月の終わり、蒸し暑さが増しつつある夕暮れ時、私たちは一件の急報を受け取った。連絡主は非常に焦った様子で、滑りやすくなった床のせいで転倒の危険があるため、即座に対応してほしいという強い調子での依頼だった。報告によれば、3日前に初めて異変に気づいたとのことだ。場所は姫路市睦町にある商業施設。私たちは迅速に準備を整え、3人の作業員と共に現場へ向かった。

しかし、運悪く途中で道路の通行止めに遭遇。迂回路を探しながら、現場に到着するまで約1時間を要した。現地に着くと、依頼主である筋肉質の30代後半の男性が立ち会いに現れ、状況を説明してくれた。被害箇所に向かうと、そこにはベニバトが多数棲みついていた。ベニバトは体長約30cm、鮮やかな赤みを帯びた羽が特徴で、都市部でも見かけることが多い。鳩は人間に対して警戒心が薄く、商業施設などの開けた場所を好む傾向があるため、被害を及ぼしやすい。

現場を確認したところ、幸いにも被害は思ったより軽微であったものの、やはり滑りやすくなった床が危険な状態であることに変わりはなかった。私たちは迅速かつ確実に駆除作業を進めた。まずは鳩の侵入経路を特定し、適切な防鳥ネットを設置。その後、清掃作業に取り掛かり、滑りやすくなっていた床を安全な状態に戻した。作業は順調に進み、約2時間程度で完了した。

作業が終わると、依頼主は穏やかな表情で私たちの作業を確認し、「本当に助かりました。ありがとうございます。これで安心してお客様を迎えることができます」と感謝の言葉を述べてくださった。私たちも無事に作業を終え、依頼主の安心した様子を見て、心からの達成感を感じた。

このような駆除作業は、被害が軽微であっても迅速な対応が求められる。特に商業施設では安全性の確保が最優先であり、私たちはその責任を全うするために日々尽力している。今回の事例でも、依頼主のニーズに応え、商業施設の安全を守ることができたことは、私たちにとって大きな喜びである。

またのご依頼を心よりお待ち申し上げます。