斑鳩町法隆寺　山内の
鳩よけ対策事例

僕たちが駆除の依頼を受けたのは、6月の中旬のことでした。あの日は、暑さで汗ばむこともない、なんとも言えない優しいぬくもりの日で、ちょうどお昼時に電話が鳴りました。電話口の相手は、淡々とした事務的な口調で、正体不明の羽毛や糞の残骸が散乱し、片付けが終わらないというお困りごとを伝えてくれました。お客様が発見したのは当日のことだったそうで、早急な対応が求められていました。

依頼を受けて、僕たちは2人の作業員とともに斑鳩町法隆寺の山内へと向かいました。しかし、道中の高速道路では事故渋滞が発生しており、到着までには約45分ほどかかってしまいました。現地に到着すると、立ち会いに現れたのは50代前半くらいの男性で、白髪混じりの短髪が印象的でした。

駆除を行ったのは倉庫で、そこに居座っていたのはシラコバトという種類の鳩でした。シラコバトは、日本では比較的珍しい鳩で、淡い灰色の羽と、白い尾羽が特徴です。通常、穏やかな性格を持つと言われていますが、集団で居座るとやはり被害が大きくなることもあります。この倉庫でも、羽毛や糞の散乱がひどく、思ったよりも早急な対応が求められる状況でした。

作業は周囲の環境に配慮しながら進める必要があり、思ったよりも時間がかかりましたが、1時間から2時間ほどで無事に終了しました。鳩の駆除はいつもそうですが、彼らの生活空間を奪うことに少しばかりの罪悪感を感じることもあります。しかし、依頼を受けた以上、お客様の生活を守ることが最優先です。

作業後、お客様は和やかな雰囲気でお話しくださいました。「嫌な臭いもなくなって気持ちいいです。」とおっしゃっていただき、我々もほっとしました。お客様からは「これで安心して倉庫を使えます。迅速に対応してくれて本当に助かりました。」という感想をいただきました。このようなお言葉をいただくと、やはりこの仕事をしていてよかったと感じます。

僕たち作業員も、無事に作業を終え、お客様に喜んでいただけたことで疲れも吹き飛びました。駆除という仕事は、単に鳩を追い払うだけではなく、お客様の安心を提供することでもあると改めて感じた一日でした。

またのご依頼を心よりお待ち申し上げます。