桜井市大泉の
鳩よけ対策事例

4月末のある早朝、私は目をこすりながら受話器を手に取りました。その日は、仕事に集中するにはまさにうってつけの涼しい朝でした。お電話の向こうからは、淡々とした事務的な口調で、桜井市大泉にある工場のケーブルラックスペースに正体不明の羽毛や糞の残骸が散乱しているとのお話が。どうやら、3日前からお困りの様子で、片付けが終わらないそうです。

さっそく、私は2人の頼れる作業員と共に現場へと向かいました。ところが！途中で道路が事故による渋滞で込み合っており、一瞬ヒヤリとしましたが、なんとか35分で現地に到着しました。迎えてくださったのは、30代後半くらいの肩までのパーマスタイルの女性。軽く会釈を返しつつ、事情を詳しく伺いました。

工場内に一歩足を踏み入れると、そこには事前に聞いていた通り、カワラバトの営巣の痕跡が。カワラバトは都市部に多く見られる鳩で、その特徴的な青灰色の羽と首元の虹色の光沢が美しいものの、やっかいな訪問者になることも。彼らは高所を好み、今回のようにケーブルラックのスペースを巣に選ぶことが珍しくありません。

今回の作業は高所での作業だったため、私たちは安全面に細心の注意を払いながら駆除を行いました。鳩の巣を撤去し、糞や羽毛の掃除を進めるうちに、1時間半があっという間に過ぎていきました。作業を終えた後、女性のお客様からは「周りにもぜひおすすめしたいと思います。」という心温まる感想を頂きました。その言葉に、疲れも吹き飛ぶ思いです。

作業を終えた私たちも、ホッとひと息。ふと、今回の駆除作業を振り返ると、カワラバトも自分たちの居場所を探していただけなのだろうと、少し同情的な気持ちになることもあります。しかし、彼らが人々に与える被害を考えると、やはりプロとしての責任を果たさねばなりません。お客様の助けになれたことに、心からの充実感を感じます。

今後も、私たちはお客様の安心した笑顔を見るために、プロフェッショナルとしての腕を磨き続けます。どんな状況でも対応できるよう、お力になれるよう努めてまいります。