高取町高取の
鳩よけ対策事例

６月の上旬、今にも梅雨に突入しそうな頃合いのころ、陽だまりが心地よいけれど暑さを感じない穏やかな夕方、一本の電話が鳴りました。電話の向こうのお客様は、断続的に沈黙が訪れる重たい空気の中で、困りごとを話されました。どうやら高取町の公共施設で、鳥のダニや寄生虫を媒介するのが心配なようです。２日前に発見されたということで、早めに駆けつけることを決意しました。

私たちは2人の作業員と共に早めに出発しました。幸運にも渋滞を回避でき、2時間ちょっとで現地に到着しました。立ち会ってくださったのは50代前半くらいの女性で、ゆるやかなウェーブの髪が印象的でした。彼女の案内で、被害の進行が見られる箇所へと向かいました。

駆除対象はベニバトでした。この鳩は、その名の通り赤みがかった羽が特徴的で、街中でも時折見かけることがあります。ベニバトは、見た目は愛らしいのですが、やはりその糞害や巣作りによる被害は無視できません。特に、糞には多くの病原菌が含まれており、健康被害を引き起こす可能性があるため、迅速な対応が求められます。

公共施設ということで、駆除作業には特に細心の注意を払いました。事前に十分な準備を行ったことが功を奏し、予定通りの2時間で作業を完了することができました。作業の間、どうしても気になるのはお客様の反応です。作業後、女性は深々と頭を下げて感謝の意を示され、「作業が丁寧で感心しました。こんなに早く対応していただけるとは思いませんでした。」と、お褒めの言葉をいただきました。

私たち作業員も、無事に作業が終了し、施設の安全を確保できたことに安堵しました。駆除作業は体力的にも精神的にもハードですが、お客様の感謝の言葉を聞くたびに、「やっぱりこの仕事をやっていて良かったな」と感じます。

お困りの際には、ご縁がありましたら、ぜひまたご利用ください。