宇陀市榛原 上井足の鳩よけ対策事例
桜が散り始める4月の終わり、軽い羽織り物で十分過ごせる心地よい昼時に、私たちのもとに一本の電話が入りました。電話口の女性は語尾が上ずり、心ここにあらずといった雰囲気でした。「1週間ほど前からなんですが、鳩が住み着いてしまって…」という相談内容でした。場所は宇陀市榛原の上井足。鳥のダニや寄生虫の媒介が心配になり、何とかしてほしいという切実な訴えでした。
私たちは数名のチームを編成し、すぐに現場へと向かいました。道路は少々渋滞していましたが、思ったほどではなく、約30分で現地に到着しました。そこには40代後半くらいの、少し日焼けした健康的な肌の女性が立っており、私たちを出迎えてくださいました。
現場はエコキュートの下。そこに住み着いていたのはシラコバトという種類の鳩でした。シラコバトはその名の通り、白っぽい羽毛が特徴で、日本各地に広く分布しています。しかし、その美しい姿とは裏腹に、住み着かれるとその被害は大きく、鳩の糞害や鳴き声だけでなく、ダニや寄生虫の媒介など健康被害のリスクも無視できません。
いざ作業に取り掛かると、被害は思っていた以上に深刻な状況でした。糞害はもちろんのこと、巣づくりのために様々な場所に羽毛や枝が散乱していました。作業環境は過酷で、慎重な対応が求められましたが、私たちは一丸となって問題解決に取り組みました。
処理に要した時間は数時間。エコキュートの下は狭く、作業は困難を極めましたが、無事に駆除と清掃を完了しました。作業後、お客様は何度もお礼を繰り返してくださいました。「本当に助かりました。また何かあったらぜひお願いしたいです。」と感想を述べられ、その言葉に私たちもこの仕事の意義を再確認することができました。
駆除作業はただ鳩を追い払うだけではなく、お客様の安心と安全を提供することです。今回の作業で感じたのは、いかにお客様の不安を取り除くことが大切かということです。私たちの仕事が誰かの生活を守ることにつながっていると実感し、これからも情熱を持って業務に取り組んでいきたいと強く思いました。ご縁がありましたら、ぜひまたご利用ください。