宇陀市榛原　柳の
鳩よけ対策事例

暑さが厳しくなり始めた7月の午後、私たちは宇陀市榛原の柳にある工場からの連絡を受けました。連絡をくださった方は、過剰なほど丁寧な口調で、工場内にシラコバトの群れが居座って困っていると説明してくれました。鳩が飛び立つ際の大きな羽ばたき音に驚かされ、作業に支障が出ることが多いということでした。

私たちは3人の作業員で現場に向かいましたが、道中は道路工事の影響で渋滞しており、到着までに通常よりも時間がかかりました。40分ほどかかってようやく到着すると、立ち会いに来てくれたのは10代後半くらいの男性で、やや中性的な雰囲気を持った方でした。

現場となったのは工場内のケーブルラックスペース。そこに住み着いていたのはシラコバトという種類の鳩で、体長は約30cmほどで、全体的に淡い灰色が特徴です。シラコバトは日本では比較的珍しい種で、都市部よりも郊外で見かけることが多い鳥です。幸い、被害は思ったよりも軽微で、糞や羽の散乱もそれほどひどくはありませんでした。しかし、作業は周囲の環境に配慮しながら進める必要があり、想定よりも時間がかかりました。

私たちは鳩の巣を取り除き、再び鳩が寄り付かないよう、鳩避けネットやスパイクを設置しました。これにより、鳩が再び工場内に侵入する可能性を低くしました。作業は1時間で完了し、現場を確認したお客様は穏やかな表情でうなずき、「本当に助かりました。ありがとうございます。鳩の音に驚かされることがなくなり、これで安心して作業ができます」と感謝の言葉を述べてくれました。

作業を終えて私たちも達成感を感じました。鳩の駆除は単に取り除くだけでなく、その後の再発を防ぐために様々な工夫を凝らす必要があります。今回も無事に作業が完了し、お客様に満足していただけたことに安堵しています。これからもお客様の安心と安全を第一に、丁寧な作業を心掛けてまいります。

今後ともよろしくお願いいたします。