山添村大塩の
鳩よけ対策事例

お盆の時期、ほんのり暖かい夕方遅くに、私たちの会社に一本の電話が入りました。お電話の向こうからは、少し戸惑いを隠せない様子で、40代後半くらいの女性の声が聞こえてきました。日焼けした健康的な肌を持つこの女性は、どうやら早朝からの鳩の鳴き声に悩んでいるようでした。彼女は「朝早くから鳩の声で目が覚めてしまって、ゆっくり眠れないんです」と、少し尻すぼみに話されました。

この日、私たちは山添村大塩のマンションへと向かうことになりました。同行したのは経験豊富な作業員の一人です。しかし、道中は事故による渋滞で、到着までに少し時間がかかりました。それでも、連絡を受けてから30分後には現地に到着することができました。

現地に着くと、目の前にはベニバトという種類の鳩が飛び交う光景が広がっていました。ベニバトは、体が鮮やかな赤みを帯びていて、特に胸の部分が美しいことで知られています。とはいえ、その美しさとは裏腹に、彼らの鳴き声はとても大きく、朝の静けさを破るには十分すぎるものでした。さらに、被害状況は私たちの予想を超えて広範囲に及んでおり、早速駆除作業に取り掛かることになりました。

マンションの設備は良好で、作業はスムーズに進みました。ベニバトたちは特に早朝や夕方に活動が活発になるため、その習性を考慮しながらの作業が求められます。鳩たちの侵入経路をふさぎ、巣を撤去し、彼らが再び戻ってこないようにするための対策を施しました。作業には約2時間半を要しましたが、無事にすべての工程を終えることができました。

作業が終わった後、女性のお客様はほっとした様子で微笑んでいらっしゃいました。「プロの方にお願いしてよかったです。自分だけではどうにもならなかったので、本当に助かりました」と感謝の言葉をいただきました。その言葉を聞いて、私たちもこの仕事をしていて本当によかったと感じました。

作業を終えて、私自身もとても充実した気持ちになりました。お客様の笑顔を見られることが、この仕事のやりがいです。これからも多くの方の安心と快適な暮らしを守るために、全力を尽くしていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。