戸田市中町の
鳩よけ対策事例

大型連休の終わり際、空気が軽くて呼吸がしやすい快適な昼前に、我々は鳩の駆除依頼を受けました。依頼をくださったのは戸田市中町にお住まいの方で、電話越しに自嘲気味に笑いながら、やるせない空気感を漂わせていました。お話を伺うと、最近、鳩の糞が雨水と混ざり、滑りやすい状況を生んでいるとのことでした。

戸田市中町に向かう道中、交通量は多かったものの大きな渋滞はなく、1時間と少しで現地に到着しました。現場で我々を迎えてくださったのは、20代前半くらいのやせ型で色白の男性。彼の案内で、問題の箇所へと向かいました。

鳩の被害が確認されたのは、室外機の裏側でした。そこにはアオバトが住み着いており、想定以上の被害が広がっていました。アオバトは、その美しい緑色の羽毛と特徴的な黄色の嘴を持つ、日本では馴染みのある鳩の一種です。しかし、その美しさとは裏腹に、都市部における生息は多くの問題を引き起こします。特に、糞害は深刻であり、滑りやすさを生むだけでなく、建物の劣化を促進する要因ともなり得ます。

作業は、慎重な対応が求められるものとなりました。室外機の裏という限られたスペースでの作業は、我々にとっても一筋縄ではいかないものでした。同行した2人の作業員と共に、細心の注意を払いながら駆除作業を進めました。作業は2〜3時間に及びましたが、無事にアオバトを駆除し、糞の清掃と再発防止策の設置を完了させました。

作業後、お客様は安堵の表情を浮かべていらっしゃいました。「嫌な臭いもなくなって気持ちいいです。これでやっと安心して暮らせます」との感想をいただき、我々もこの仕事に携わる意義を再確認することができました。

私自身、今回の作業を通じて、住環境を守ることの重要性を改めて感じました。鳩の駆除は、ただ単に鳥を追い払うだけでなく、住む人々の安全と快適さを確保するための大切な業務であると感じています。引き続き、安心してご利用いただけるよう努力してまいります。