八潮市緑町の
鳩よけ対策事例

早朝の日差しが柔らかく、まるで「今日も一日がんばれよ」と背中を押してくれるようなそんな7月のある日、私たちは八潮市緑町に向かいました。2時間弱のドライブは、予想外に道が空いており、スムーズに進行。まるで鳩たちも道を譲ってくれているかのようでした。

目的地に着くと、20代後半くらいの女性が立ち会ってくださいました。ポニーテールが爽やかに揺れ、彼女のぎこちない笑い声が、私たちを迎えてくれました。彼女は、ここ数日、早朝からアオバトの鳴き声に悩まされ、睡眠不足気味とのこと。「まるで目覚まし時計が鳴りっぱなしのようで…」と、ちょっとしたジョークを交えながら、被害状況を説明してくれました。

アオバトは、美しい青緑の羽を持ち、まるで自然のアーティストが丹念に色を重ねたような風貌。しかし、その美しい姿とは裏腹に、鳴き声はなかなかの音量です。工場内に響き渡るその声は、まさに自然のサラウンドシステム。これにはお客様も参ってしまったようです。

工場内（H工）に入ると、ご報告通りの被害状況が広がっていました。アオバトたちは、まるで工場内を自分たちのアトリエのように使い、自由気ままに振る舞っていたようです。同行した作業員とともに、計画通りに作業を進めることができました。アオバトたちには申し訳ないけれど、ここは人間の場所だよ、と丁寧に説得しつつ、作業を進めました。

1時間半以上かけて対応を終えると、お客様は安堵の表情を浮かべ、「本当にお世話になりました。大変だったでしょう。」と感謝の言葉をくださいました。その言葉に、私たちの心も柔らかくほぐれました。確かに作業は大変でしたが、お客様の安心した笑顔を見ると、疲れも吹き飛びます。

作業を終えた後、私たち作業員も「思ったよりもスムーズに進んで良かったね」とお互いに声を掛け合いました。アオバトの美しい姿に見とれつつも、再び工場に戻らないようにしっかりと対策を施しました。

このような事例を通じて、私たちも日々学びと発見があります。自然との共生を考えつつも、人間の生活を守るために、これからも頑張っていこうと決意を新たにしました。引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。