熱海市海光町の
鳩よけ対策事例

3月末の夕方、湿った蒸し暑さが漂う中、私たちは1本の緊急な連絡を受けました。お客様は、滑りやすくなったバルコニーにより転倒の危険があるとして、すぐに対応を求める強い調子でお電話をくださいました。目的地は熱海市海光町。交通量の多い道を慎重に運転し、50分後には現地に到着しました。待っていたのは、引き締まった体格の60代後半くらいに見える男性。彼の表情には、鳩被害に対する長期にわたる苦悩がにじみ出ていました。

現場に到着した我々が直面したのは、カラスバトによる深刻な被害でした。カラスバトは、その名の通りカラスのように黒い羽毛を持ち、都市部でもよく見かける鳩の一種です。繁殖力が強く、群れを作って行動することが多いため、一度住み着くとその被害は甚大になります。特に糞害は深刻で、滑りやすくなるだけでなく、悪臭や建物の劣化を引き起こすこともあります。お客様のバルコニーは、まさにこうした被害の典型例でした。

作業員2名で現場の状況を確認し、すぐに駆除作業に取り掛かりました。幸いにも設備の状態が良好で、我々の経験と技術を駆使すれば滞りなく対応できると判断しました。カラスバトの巣を撤去し、糞害をきれいに清掃する作業を進める中、次第にバルコニーは元の安全で清潔な姿を取り戻していきます。作業に要した時間は2時間ちょっと。予想以上のスムーズな進行に、我々も手応えを感じました。

作業が終了し、再びお客様と対面したとき、彼の表情には明らかな安堵の色が見て取れました。「もっと時間がかかると思っていましたが、スムーズでしたね。」と感想をいただきました。お客様は続けて、「これで家族も安心してバルコニーを使えます。本当にありがとう。」と言葉を添えていただきました。その瞬間、我々の努力が報われたと感じました。

今回の作業を通じて、改めてカラスバトの被害がいかに深刻であるかを実感しました。しかし、我々の対応が少しでもお客様の生活を快適にできたことは、大きな喜びです。今後もこの経験を活かし、さらに質の高いサービスを提供できるよう努めて参ります。皆様に引き続き安心してご利用いただけるよう、努力してまいります。