静岡市清水区平川地の鳩よけ対策事例
5月中旬、湿気を感じる熱気の中、夜の訪れが近い時間帯に、我々は一通の連絡を受けました。冷静さを保ってゆっくり丁寧に話そうとするお客様からのお困りごとの報告でした。報告の内容は、滑りやすくなり、転倒の危険があるというもので、我々が駆除に向かうべき場所は静岡市清水区平川地でした。
仲間を集め、3人で現場へ向かいましたが、予想外の渋滞に巻き込まれてしまい、連絡をもらってから現場に到着するまでに約25分を要しました。現場に到着すると、背が高くスラリとした30代くらいの印象の女性が我々を待っていました。
駆除を行った箇所は、バルコニーでした。そこには、鳩の一種であるカラスバトが居着いていました。カラスバトは、その名の通りカラスのような黒い羽を持つ鳩で、都市部でよく見かける種類です。体長は約40cmほどで、大きな羽ばたき音と特徴的な鳴き声で、存在感を放っています。
しかし、カラスバトが困った存在になるのは、その繁殖力と侵略性からです。一度巣を作ると、一年中繁殖を続け、その巣をつくる場所は、人間の住む場所を好む傾向があります。さらに、排泄物は酸性で建物を侵食するだけでなく、滑りやすくなることから転倒の危険をもたらします。
我々は、現場の状況を確認し、思ったよりも早急な対応が求められる状況であると判断しました。しかし、幸いなことに、天候にも恵まれ、スムーズに作業が進みました。約2時間の作業の結果、鳩の排泄物を完全に除去し、鳩が再び巣を作らないような対策を施しました。
作業が終わった後、お客様は我々に向かって軽く会釈をしてくれました。その顔には安堵の表情が浮かんでいました。「これからは安心して過ごせそうです。あなたたちのおかげで、これまでの不安が一掃されました。また何かあったときは、ぜひお願いします」と、少し長めの感想を述べられました。
我々作業員としても、お客様からの信頼と感謝の言葉は何よりの労いとなりました。お客様のお困りごとを解決し、安心して生活できる環境を提供することが、我々の使命であり、そのために日々努力を続けています。
そして、我々は常に心に留めている一つの言葉があります。「またのご依頼を心よりお待ち申し上げます。」これは、我々が日々の仕事を通じてお客様の信頼を勝ち取るためのモットーでもあります。