東大和市立野の
鳩よけ対策事例

梅雨入りが間近に迫った6月の上旬、暖かく湿った気温が続く中、私たちは昼過ぎに一本の電話を受け取りました。電話の向こうからは、ため息混じりのあきらめた雰囲気で、お客様が「衛生管理が難しくなっている」との声が聞こえてきました。お客様は、東大和市立野にお住まいの方で、発見したのは少し前のことだったそうです。私たちは、すぐに現場へ向かうことを決め、3人の作業員とともに準備を整えました。

幸いにも交通状況は良好で、約40分で現場に到着することができました。現場に立ち会ってくださったのは、30代後半くらいの背が高い男性でした。彼は物置の屋根を指差しながら、悩ましい表情を浮かべていました。そこには、カラスバトという種類の鳩が巣を作り、生活していたのです。カラスバトはその名の通り、カラスのように黒ずんだ羽を持つのが特徴で、都市部でもよく見かける鳩の一種です。しかし、その頑固な性格と、強い執着心で知られており、一度巣を作ると、追い払うのは容易ではありません。

現場を確認したところ、その被害は予想以上に頑固なものでした。糞害や羽毛の散乱、さらには巣の材料が広範囲にわたり散らばっており、衛生的に非常に問題がある状況でした。これではお客様が衛生管理について頭を悩ませるのも無理はありません。作業の難易度は高く、途中で一時中断を余儀なくされましたが、持ち前のチームワークで無事に対応することができました。

作業には2～3時間ほどかかりましたが、すべてが終わった後、お客様は安堵の表情を浮かべていらっしゃいました。「気になっていた問題が解消して本当に嬉しいです。これでやっと安心して過ごせます」と感想を述べてくださいました。この言葉に、私たちも心から嬉しく思いました。作業は大変でしたが、お客様の笑顔を見ることができるのは、私たちにとって何よりの報酬です。

今回の作業を通じて、改めて鳩の生態やその駆除の難しさを実感しました。しかし、何よりもお客様に安心していただけたことが、私たちの励みとなりました。これからも、お客様の期待に応えるため、そして地域の皆様のお力になれるよう努めてまいります。