藤沢市鵠沼 海岸の鳩よけ対策事例
長期休暇が始まったばかりの、まるで室内の空調が効いているかのような安定した気温のある午前中、私たちの元に一件の切迫した電話が入りました。お客様は少し早口で、状況の深刻さを伝えようとしている様子が伝わってきます。場所は藤沢市鵠沼の海岸沿い。海風が気持ち良いこのエリアで、工場内のケーブルラックスペースにカラスバトが巣を作ってしまったとのことでした。
「巣立ちを待たないと撤去しづらいんです。被害が長期化するかもしれない」とのことで、なんとか早めに解決したいというお客様の思いが伝わってきました。発見から3日が経過しており、状況は悪化の一途を辿っている様子。連絡を受けてからすぐに準備を整え、3人のチームで現場に向かうことにしました。
しかし、道中の高速道路では事故による渋滞が発生しており、予想よりも時間がかかってしまいました。それでもなんとか35分で現地に到着。出迎えてくれたのは、20代半ばくらいの色黒でアクティブな印象の女性でした。彼女の表情には、どこか不安そうな色が浮かんでいましたが、私たちを見て少しホッとしたようでした。
現場に入ってみると、お客様からのご報告通りの被害状況。カラスバトは一般的なハトよりも少し大型で、森や林に住むことが多いものの、近年では都市部でも見かけることがあります。彼らは環境に適応するのが上手で、こうして工場内のスペースを見つけては巣を構えることがあります。鳩の糞は酸性が強く、放置すると建物や設備にダメージを与えることも。
事前にしっかりと準備をしていたおかげで、作業は予定通りにスムーズに進みました。ケーブルラックスペースの高さや入り組んだ構造にもかかわらず、我々の経験とチームワークで無事に問題を解決。3時間の作業の末、すべてが完了しました。
対応後、お客様は笑顔で私たちを見送ってくださいました。「これから鳩に悩まされなくて済むと思うと安心です。本当にありがとうございました」と、感謝の言葉をいただきました。お客様の安心した表情を見て、私たちもこの仕事をしていてよかったと心から思いました。
私たち作業員一同、これからもお客様の安心と快適な環境を守るために、全力を尽くして参ります。引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。