志木市柏町の
鳩よけ対策事例

大型連休の終わり際、風が心地よく通り抜ける夕方遅めのことでした。あたりは柔らかな日差しに包まれ、何かが始まる予感を感じながら、私たちは志木市柏町へと車を走らせました。連絡をくださったのは、必死に取り繕うような過剰な丁寧さを感じさせる声の持ち主。昨日発見されたという鳩の巣が通気口をふさぎ、換気に支障をきたしているとのことでした。

私たちが到着したのは、工事の片側通行によるやや混雑した道路を経てのこと。連絡を受けてから1時間ほどで、品のあるグレーヘアが印象的な60代前半の女性が立ち会いに現れました。彼女の落ち着いた物腰に心を和ませながら、私たちは工場内のケーブルラックスペースへと案内されました。

そこに巣を構えていたのは、アオバトという美しい鳥。一般的には森林を好むこの鳥が、ここに居を構えるとはなかなかの珍事です。アオバトは、その名の通り青みがかった緑色の羽を持ち、見る者に自然の神秘を感じさせます。だが、今回はその美しさに見とれる暇もなく、予想以上に複雑な被害状況に直面しました。巣は巧妙にケーブルラックに絡みつき、まるでその一部であるかのように固く結びついていたのです。

私たちは3人の作業員で、安全対策を徹底しながら慎重に作業を進めました。2時間ほどの時間を要しましたが、無事に巣を撤去し、通気口の機能を取り戻しました。作業が終わる頃には、立ち会いの女性も和やかな雰囲気でお話しくださり、「迅速に対応していただき、安心しました」とのお言葉をいただきました。彼女はさらに「このような状況に陥るとは思いもしませんでしたが、あなた方の手際の良さに感謝しています」とも語ってくださいました。

作業を終えた私たちも、一つの命を守りつつ、問題を解決できたことにほっと胸を撫で下ろしました。アオバトの巣を安全に撤去し、通気口を正常に戻したことは、私たちの使命を全うした証です。自然と共生することの難しさ、そしてその中での人間の役割を改めて感じる一日となりました。

志木市の静かな街並みに別れを告げるとき、私たちの心には、確かな達成感とともに、小さな誇りが宿っていました。何かお困りの際は、ぜひご相談ください。私たちはいつでも、あなたの安心と日常を取り戻すために駆けつけます。